2018年度 春季永代経法要のご報告
2018年5月28日に、春季永代経法要が勤まりました。
永代経は、〝先達・先祖を御縁として私が経(教)を頂き未来永代に伝える〟ということものです。
今春も本堂向かって左側の余間にかかる掛け軸に書かれたたくさんの先を歩まれた方々とともに勤まりました。
今回の法話は、
住職の大学の後輩でもある、伊豆の国市正蓮寺住職・しょうれんじこども園園長の渡邉元浄氏にお話いただきました。
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お寺の本堂という阿弥陀さんがいる場所はごまかしのないありのままを出すことができる場所と、
自身の父親を21歳という若い時に亡くした経験もあり、その話も目頭を熱くしながらありのままに伝えてもらいました。
私たちは不完全な人間かもしれませんが、それが完全な自分。
お寺と併せて運営しているこども園の園児が描いた阿弥陀さんの絵を紹介。
見たまま感じたままを素直に描かれた絵で、私たちはついつい格好をつけたり余計なところまで見ようとしてしまいます。
グリーフケアの活動をしている経験を紹介。
グリーフとは悲しさ、悲観という意味で、グリーフケアと聞くと悲しみを治すと思われることが大井が、悲しみに寄り添う場であり、だれでも参加でき、喪失した経験をありのままの経験を、何度も聞いてくれる場所として開いている。
また、「食前食後のことば」や「仰げば尊し」の歌詞の話、
東本願寺から出版されている「一語一遇」という日めくり法語の中の言葉を紹介。
最後には、絵本「ともだち」を読んでいただきました。
そして、プレゼントとして、
正蓮寺で栽培している「ハス」を持ってきていただきました。
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ハスは、後日無事キレイに咲きました。